eMaxisシリーズ国内株式 vs 米国sp500

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実効利回りの計算ロジックを考え、実効利回り計算機を開発し発表しています。実効利回り計算機を用いることで、あまり知ることが無いキャピタルゲインの実効年間利回りと配当利回りを合計した実効年間利回りを任意の期間で求めることができます。

ここ最近、国内株式が好調なことから、eMaxisシリーズ国内株式(TOPIX)とeMaxisシリーズ米国株式(sp500)の実効利回りについて、ここ半年の実効利回りを計算して、比較してみたいと思います。

米国株式と国内株式

現在、米国は行き過ぎたインフレ対策として、FRBは政策金利を引き上げ加熱し過ぎた景気を冷ましそうとしています。金利引き上げに伴って、米国債が下落し、いくつかの銀行が潰れ、銀行の借り入れの多い企業等は、金利上昇に伴って利益が圧迫され、倒産する企業が増えているようです。

それに対して、日本は戦争による原油高、資源価格の高騰にも関わらず、先進国で唯一金融緩和を継続し続けている国で、輸出企業等は業績が好調のようです。

今後、予測されるのは、

  • 米国インフレの長期化
  • 米国経済の低迷
  • 日本の金融緩和の縮小と円高
  • 日本国内のインバウンド回復
  • 世界経済低迷による輸出減少

バブルがはじけて日本企業は長期間低迷し続けましたが、継続的な金融緩和等で、環境が変わってきました。日本株も投資の対象として考慮すべき時が来たのではないでしょうか?日銀が金融緩和の出口政策を検討し始めたようなので、今後為替の変動が大きくなる可能性があります。今までは、米国株投資は、米国株の不調を為替が円安にふれることでカバーすることができました。今後はそうならない可能性も考えられます。そこで、直近の半年で日本株と米国株で利回りがどうなっているのか?開発した実効利回り計算機で計算してみようと思います。

eMaxis slim 米国株式

記事執筆時の前日2023/10/3の基準価格は、22932円(図1)。半年前、2023/4/3の基準価格は、19388円。

図1 eMais Slim米国

分配金はゼロなので、今回開発した実効利回り計算機で利回り計算してみると計算結果は図2。

図2 eMaxis slim 米国株式 実効利回り計算機計算例

ここ半年の価格変動に対するeMxis slim 米国SP500の年間実効利回り39%という物凄い利回りをたたき出しているのがわかります。主な理由として、FRBによる政策金利上昇による急激な円安が大きな理由と考えます。次に、ここ半年の価格変動に対する国内株式の実効年間利回りを計算してみようと思います。

eMaxis slim 国内株式(TOPIX)

次に国内株式(TOPIX)について計算してみたいと思います。記事執筆前日2023/10/3の基準価格は、17105 円(図3)。2023/4/3の基準価格は15011円。

図3 eMaxis slim 国内株式

同様に分配金ゼロなので、今回開発した実効利回り計算機で利回り計算してみると計算結果は図4。

図4 eMaxis slim 国内株式 実効利回り計算機計算例

国内株式は、利回りは約30%の利回りであることがわかりました。

eMaxis シリーズ米国株式と国内株式比較 まとめ

eMaxis シリーズの米国株式(SP500)と国内株式(TOPIX)のここ半年の実効年間利回りを求めたところ、以下のようになりました。

  • eMaxis slim 全米株式の実効利回りは、39.43%
  • eMaxis slim 全世界株式の実効利回りは、29.51%

今回、計算結果をみるとやはりまだ米国株投資に分があるようです。ただ、今後も米国株投資が好調で居続けるかどうかは為替次第だと考えます。国内株投資も利回りとしては悪くないので、検討する余地はあるのではないでしょうか?

、今回計算したのは過去から現在までの利回りを計算しただけで、将来の利回りを保証するものではありません。

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