先日、実効利回りの計算ロジックを考え、実効利回り計算機を開発し発表しました。
ここでは、実際にいくつか実例で実効利回りを計算し、検証を行いたいと思います。期間はちょうど1年前から現在までとします。
株購入の日付が間違っていたので、利回り計算 7/31に修正
高配当株 実効利回り計算
株クラのみなさんにとても人気のある高配当株であるJT株、オリックス株の実効利回りについて、計算してみたいと思います。NISAで運用した場合を除いて、基本的には配当に20.315%の税金が引かれるので、開発した利回り計算機では、この税金を考慮して利回りを計算しています。
JT株 実効年間利回り計算
2022/7/29現在、株価は2387.5円。一年前の2021/7/29の株価は、2159円。配当は150円(予想)。
今回開発した実効利回り計算機で利回り計算してみると計算結果は図１。
1年前から今日までの実効年間利回りを計算したところ、利回り約15.52%となりかなりの高配当である事がわかりました。次に、オリックス株の利回りを計算してみたいと思います。
オリックス株 実効年間利回り計算
2022/7/29現在、株価は2360.5円。一年前の2021/7/29の株価は、1926.5円。配当は85.6円(予想)。
今回開発した実効利回り計算機で利回り計算してみると計算結果は図２。
1年前から今日までの実効年間利回りを計算したところ、利回り約25.26%となりかなりの高配当である事がわかりました。高配当株は配当利回りに目が行きがちですが、実際に重要なのは今回計算した実効年間利回りです。配当金には税金が掛かり、実効の利回りは税金の分下がるので、実効利回りには不利に働くが、今回の計算結果はそれを跳ね返して10%前後のかなりの高利回りで回っていることがわかった。
まとめ
- JT株の2021/7/29～2022/7/29までの実効年間利回りは15.52%となった。
- オリックス株の2021/7/29～2022/7/29までの実効年間利回りは25.26%となった。
配当利回りでは、JT株6.28%、オリックス株3.63%でJT株の方が利回りが高いが、キャピタルゲインも含めた実効利回りでは、オリックス株の方が逆転して高い結果となりました。
注、今回計算したのは過去から現在までの利回りを計算しただけで、将来の利回りを保証するものではありません。
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